工房日誌

Posted on 2014-03-07
イッタラのマグカップ

P1010534_DxOおかげさまで新作のブックカバー、たくさんの方からご注文を頂いています。どうもありがとうございます。

写真はフィンランドのイッタラ社のマグカップ。約7年前、1ヶ月ほど東京で勤務することがあり、そのときに記念として池袋西武で購入したものです。食器にはあまり使われないターコイズ色が気に入って買ったのですが、それ以来、このカップで何千杯ものコーヒーを飲んできました(コーヒー党なのです)。

TEEMA(ティーマ)というシリーズのマグカップで、元々は北欧デザイン界の巨匠カイ・フランクが1948年にデザインしたKIRTA(キルタ)というシリーズを、さらに同氏が1981年に改良したもの。つまり、改良時から数えても少なくとも33年前のデザインというわけです。もちろん、このTEEMAは今も販売されています。

以前、食器関係の問屋をしている方からこんなお話を伺いました。単に商品を仕入れて卸しているだけでなく、メーカーさんの相談相手もされている方ですが、メーカー担当者から「新作を出したい」という要望をよく受けると。やはり目先を変えたくなるというか、とくに既存品の売れ行きが悪いと新商品を投入したくなるのでしょうか。そういう要望にはこう答えているそうです。
「強い定番があれば、新作はいらない」

P1010535_DxO作り手から言えば、ずっと作り続けられるもの。これはお客さんの側から言えば、時代に関係なく使い続けられるものになりますが、そちらを育てていく方がはるかに大切と。このTEEMAのマグカップはまさにそういう定番品だろうと思います。

先日もたまたま、このマグカップがどこかに行ってしまって、家の中をさんざん探し回りました。ふだん、大切に使っている意識はあまりなかったのですが、そのときに初めて自分がどれだけこのカップを大事にしてきたか、改めて気付かされた次第。そういう存在になり得るものを作るというのは、作り手にとってひとつの理想かもしれません。

もちろんマグカップは無事に見つかっています。おかげで、こうして撮影できております。そもそもマグカップをなくす方がどうかしているのですが。

さて、僕のいる岡山市内は暖かくなったり、また雪がちらついたりしながら、徐々に春の気配が増してきました。鳥がさえずり出したり、野良猫たちが鳴き出したり、庭先がどんどん賑やかになっていますよ。

2014年3月7日(金)

 

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Posted on 2014-02-28
新作ブックカバー

ブックカバーブログ用
ポール工房の新作、ブックカバー(文庫判)の通販を開始しました。こちらのページからご注文頂けます。5色の中からお選びください。

ブックカバーというのは、使わない方もいらっしゃるでしょうし、書店で購入したときの紙のカバーをそのまま被せている方もおられると思います。僕も今まで使ったり、使わなかったりだったのですが、実際、この試作品をしばらく使ってみると、読書がちょっとゴキゲンな感じになります。プレミア感というと言いすぎかもしれませんが、お気に入りの本を読んでいるという実感がプラスされますね。

逆にカバーしてないと、なんか本を読んでいても淋しい。物足りない感じがあります。素材が帆布ですから、その触り心地が恋しくなるせいもあるかもしれません。

このブックカバー、ご自分でお使い頂くのはもちろんですが、4月23日にサンジョルディの日という本をプレゼントする日があります。そのときにプレゼントしたい文庫本にカバーして贈ってあげる。そういうギフトとしてもいいかなと思ってます。

P1010482_DxOもう一つの新作、こちらは切手箱です。紙モノですね。ポール共和国という架空の国が発行したという設定の架空切手を外箱にデザインしています。

中には「サミュエルへの手紙」というエッセイのような短い文章が入っています。ケースはシールやビーズ、ピアスなどを保管するのにお使い頂けます。厚型と薄型、両方ご用意しているので、用途に合わせてお選び頂ければと思います。

オンラインストアも全面的にデザインを変更しました。今まで使いづらい面があったかと思います。ご不便をおかけしました。ビシッと改良しましたので、どうぞこれからもよろしくお願い致します。

2014年2月28日(金)

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Posted on 2014-02-25
春の訪れと共に

P2250407_DxO最近の動きをまとめてお伝えしたいと思います。

まず、Facebookページを始めました。新作のリリースや工房日誌の更新などを随時発信していきたいと思います。どうぞご利用下さい。 

製作中の様子などFacebookならではの記事もお伝えできればいいのですが、どうもいっぺんに二つのことができない性格で、作っている最中は他のことに気が回らないんですね。こちらの方はあまり期待なさらないで頂けるとありがたいです。

それから近日中にオンライン・ショッピングのページをリニューアルします。カテゴリごとの表示などで今まで使いづらい面もあったかと思いますが、そのあたりを改善して、よりわかりやすく見やすいページにしたいと思います。ご期待下さい。

最後に、新作の「ブックカバー」と「切手箱」について。すでに岡山市内にある古書五車堂さんとブルーベージュカフェさんの店舗では販売を開始していますが、ポール工房のサイトでも近日中に通販を開始します。こちらもよろしくお願いします。

P2250397_DxOというわけで「春の訪れと共に」というタイトルを付けたのはいいのですが、手元に春らしい写真がまったくなかったので、近所の禅寺で撮ってきたのが上の写真。これは臘梅ですね。梅の一種だと思っていましたが、じつは梅とは別の種類らしいです。ちなみに白梅も咲いていました。本文とはまったく関係ありませんが、せっかくなので一緒に載せさせて下さい。

梅は咲いたか、ポール工房はまだかいな、ということで近日中のリニューアルとリリース、どうぞお楽しみにお待ちください。

2014年2月25日(火)

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Posted on 2014-02-09
昭和の古いマッチ箱

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今、岡山市内でZINE展が開かれています。ZINEは「ジン」と読みますが、個人でデザイン・編集された小冊子のことで、大勢の参加作家さんによるZINEを会場で展示・販売しています。

「ZINE展 それぞれの本のかたち3」
2014年2月7日(金)〜16日(日)※10日休み
12時〜19時(最終日17時まで)
岡山市北区出石町1-4-6 pieni deux:地図

この展示、僕も毎回楽しみにしていて、今回もお邪魔しました。たくさんの冊子に囲まれて、幸せな気分になっていたところ、ふと会場の一角に小さな箱が。近寄ってみると、これがなんと昭和30〜40年代の古いマッチ箱。

販売もしているということで、たくさん並べられた中からいくつか購入させてもらったのですが、その中の一部をご紹介したいと思います。

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一番上のマッチ箱は名花苑というホテルで、この写真はその裏面。
岡山駅前の高島屋百貨店の裏手にあったようですが、現在はすでになくなっています。
白と黒のコントラストがカッコいいですね。

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「喫茶どらごん」のデザインも強烈に惹かれました。この余りある余白はすごいです。

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湯原温泉の喫茶店のようですね(現在もあるのかどうかはちょっとわかりませんが)。
あと、これは外箱が木で出来ています。木製のマッチ箱を手にするのは僕も初めてです。

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これもカラーリングが素晴らしい。
阿知というのは倉敷にある地名ですが、「阿知もなか」というお菓子は初めて知りました。

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側面に記された、こういう住所や電話番号も時代を感じさせます。
「岡山会館一階」という文字が見えますが、今はビックカメラになっていますね。

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清冽なデザインがいいですね。麦の字もいかにも麦という感じ。

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裏面もグリーンの麦のイラストが美しい。
これも岡山にあったお店らしいのですが、岡山で午前2時まで営業している喫茶店は珍しいです。

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モダンで印象的なデザインです。電話番号が5桁の時代があったんですね。

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裏面は英文表記。下に書いてあるのは東中山下で、岡山市内の地名。
ただ、今は東中山下という地名もなくなっています。

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無駄な装飾のない潔いデザイン。それでいて枠線は箔押し。お金掛かっています。
住之江と聞くと大阪の地名を思い出しますが、これも岡山のお店です。

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裏のイラストも箔押しですね。新西大寺町の電停近くにあったようです。
本格的チャコールとありますが、チャコールはたぶん炭のことだと思います。

ちなみに、このマッチ箱を1個買うと、素敵なマッチ箱について語られた小冊子が1部付いてきます。こちらも面白いお話が載っていましたよ。

というわけで、ZINE展に来ながらマッチ箱ばかりの話になってしまいましたが、古いモノはなかなか岡山では手に取る機会がないのですっかり夢中になってしまいました。もちろんZINEの方もクォリティの高い作品がたくさん展示・販売されています。

2月16日(日)までですから、お近くの方、どうぞお早めに足をお運び下さい。ちなみに2月10日(月)はお休みです。お間違えございませんように。

2014年2月9日(日)

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Posted on 2014-02-06
ブルーベージュカフェさんで販売開始

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岡山市内のけやき通り沿いにある「ブルーベージュカフェ」さん(岡山市中区西川原60-1:地図)で、新たにポール工房のアイテムを販売頂くことになりました。フルラインナップではありませんが、カフェらしい雰囲気に合うものをセレクトして置いています。

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印象的な雰囲気の外観です。店名の由来は海の「ブルー」と砂浜の「ベージュ」。
ポール工房もカモメがマスコットなので、海つながりです。


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入口にあるメニュー。ランチもやっています。
けやき通り沿いをドライブしていて、ちょっとお茶したいときにぴったりのお店です。

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ドアを入ってすぐのところに雑貨スペースがあります。

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販売しているポール工房の布モノは、ご近所トートと豆トートの2種類。
ご近所トートは現在通販していないカラーを置いています。

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紙モノは、マッチ箱サイズの切手箱を販売しています。ちなみに隣は古書五車堂さんの本コーナー。
こちらもカフェの雰囲気に合いそうな本をセレクトしていますよ。

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店内のカフェスペースです。席も適度に離れている、広々とした空間。
ドリンクを飲みながら、ゆったり会話できそうなお店です。窓から入る光も柔らかくていいですね。

というわけで、けやき通りの散策がてら、ドライブがてらにぜひお立ち寄り下さればと思います。
よろしくお願いします。

2014年2月6日(木)

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