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母の愛用トート


毎日暑い日が続いていますね。僕のいる岡山市では昨日花火大会があったのですが、大体、この花火大会がある頃が一年で一番暑いです。これを過ぎるとひとつの峠を越えたかなという気分にはなります。それでもまだ暑いですが。皆さんもどうぞお気をつけくださいませ。

さて、上の写真は僕の母が使っているトートです。2年ぐらい前に作ってみたもので、表地が紺色、裏がイエローです。余っていた生地で試しに作ってみたんですが、どうも配色が今ひとつパッとしない。それで売るのは止めにして、母に「これ、使う?」と聞いたら、使うということだったのでプレゼントしたというわけです。

それ以来、ほぼ毎日買い物に行くのに使っているようですね。いつもトートがパンパンになるほど荷物を入れています。使用状況としてはかなり過酷で、もう僕にとっては一種の耐久テストになってます。で、この生地、元はどんな色だったのかというのが右の写真です。

右側の正方形の布が元の紺色です。2年間使い続けると、これだけ変わるんですね。自転車のかごに入れたり出したりしていますから、それで擦れて色が落ちている部分が多いでしょう。ちなみに洗濯したことはないそうです。雨に濡れたり、たまに水に濡らした布で表面を拭いたりはしているみたいですが、それを差し引いてもけっこう色が落ちてますね。

こうなってくると、当初はなんかパッとしないと思っていた配色も急に好ましく思えてきます。できることなら、この味わい深くなった状態で販売したいぐらい。この紺色とイエローのトート、今のところは販売する予定はありませんが、濃いカラーが色落ちしてくるとどういう具合になるのか、一つのご参考になればと思います。

こんな感じで、ポール工房には試作段階で陽の目を見なくなったトートがかなりあります。そういうトートは分解して、他の新しいトートの試作に使ったりします。よほどのことがない限り、余った端切れも捨てたりしませんね。ミシンの糸調子を見るために試し縫いしたり、かなり小さい端切れでも結構使い出があるのです。

2013年8月4日 日曜日


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